【特集】マトリックスオパールとは?ボルダーオパールの価値は?

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【特集】マトリックスオパールとは?ボルダーオパールの価値は?

 

このブログには、作者が現地で経験して育んだボルダーオパールに関する知識や情報、実際の体験から得たアイディアなどが惜しむことなく記されています。多くの方にシェアしていただければ幸いです。

 

今回のテーマは、「マトリックスオパールとは?」・「ボルダーオパールの価値は?」この二本立てテーマで書き進めていこうと思います。

 

マトリックスオパールとは?

4種類あるボルダーオパールの内のひとつで、遊色が母岩の中を網の目のように張り巡っているボルダーオパールをマトリックス(ボルダーマトリックス・マトリックスオパール etc…)と呼びます。既出ですが、下のようなボルダーオパールです。

 

<<21.4ct>>

ボルダーオパールの種類 マトリックス

 

簡易的な説明ですと、ここにあと何行か付け足して終わりになるわけですが、ここはマトリックスオパールの特集ページです。より詳しく説明していきたいと思います。

 

みなさん、実はマトリックスオパールには「いくつかの種類」があるのはご存じでしょうか?

1. タイプ1

<<18.1ct>>

マトリックスオパールとは?ナッツ系マトリックス

 

上の写真にある石、好みかどうかはさておき、ナッツの魅力マトリックスの魅力この両方を兼ね備えた非常に美しいボルダーオパールです。

 

唐突で、そして少し的外れな質問に聞こえるかもしれませんが、

 

この石を4種類あるボルダーオパール(ボルダー・マトリックス・ナッツ・コングロマリット)のどれかに振り分けるならば、みなさんなら一体どうしますか?

 

ボルダーオパールの種類を詳しく知りたい方は

↓ ↓ ↓

ボルダーオパールとは?ボルダーオパールは全部で何種類?

 

石の特徴を取るのであればナッツ (※ナッツを確認出来るため)

 

さらに正確に言うのであればコングロマリット(※ナッツが2個あるため)

 

遊色の特徴を取るのであればマトリックス (網目のような遊色を確認出来るため)、振り分けに少し悩んでしまいませんか?

 

それもそのはず、実はこれには明確な答えは無く〇〇系〇〇〇といった呼び方をするのが「ポピュラーな(多くの人が好む)答え方」となっているからなんです。

 

ナッツ感をより強く感じる人は→マトリックス系ナッツ

 

マトリックス感をより強く感じる人は→ナッツ系マトリックス

 

みなさんは、どちら派でしょうか?

 

私はマトリックス感をより強く感じますので、まずは一つ目のマトリックス、「ナッツ系マトリックス」としてここに登場させました。

2. タイプ2

次は、下の写真のようなボルダーオパールです。マトリックス特有の網目(線)の遊色ではありません、どちらも現地ではマトリックスオパールと呼ばれています。いわゆる、非網目系のマトリックスです。

 

<<16.3ct>>

マトリックスオパールとは?非網目系マトリックス2

 

<<53.4ct>>

マトリックスオパールとは?非網目系マトリックス

 

2枚目の写真の石(53.4ct)、フルフェイス系のボルダと雰囲気が似ておりますが、遊色の系統はボルダーのものとは異なっており、現地ではマトリックスオパールに分類するのが一般的となっております。

 

フルフェイス系のボルダーを確認したい人は

↓ ↓ ↓

ボルダーオパールとは?【特集】フルフェイスボルダーの価値は?

3. タイプ3

それでは次は、網目系マトリックスのご紹介です。個人的には、網目模様が石全体に広がるマトリックスを、「マトリックスらしいマトリックス」と呼んだりしています。

 

<<85.3ct>>

マトリックスオパールとは?網目系マトリックス

 

分かり易いタイプのボルダーオパールですが、似た特徴を持つ違うタイプのボルダーオパール(通称 パターンボルダー)を、このタイプのマトリックスと混同しないよう注意が必要です。

 

パターンボルダーとは下のようなボルダーオパールのことです。

 

<<パターンボルダー>>

マトリックスオパールとは?マトリックスと間違いやすいオパール

 

オパール層に沿ってカットするのではなく、複数のオパール層に対して垂直にカットすることで写真のようなルックスを生み出しております。余談ですが、シルバーとの相性が非常に良く、個人的にはアクセサリーの素材として重宝しております。

4. タイプ4

ここからは後半戦、まずは、「ピカッ」と輝く遊色を持つマトリックス、「フラッシュ系マトリックス」のご紹介です。

 

<<79.7ct 映像>>

 

5. タイプ5

続きまして、ラメのようにキラキラと輝く遊色を持つマトリックス、「ピンファイヤー系マトリックス」の映像です。

 

<<190.2ct>>

6. タイプ6

いよいよ最後、トリをつとめるのは「フェアリー系マトリックス」、非常に細かいラメのような遊色を持つ特徴的なボルダーオパールです。

 

<<48.0ct>>

マトリックスオパールとは?フェアリー系マトリックス

 

フェアリーオパールとも呼ばれ、熱処理を行うことにより、画像のような独特な色合いの遊色を楽しむことが出来ます。個人的には大好きなオパールで、日本ではブラックマトリックスとも呼ばれているようです。

 

以上、「マトリックスオパールとは?」でした。

ボルダーオパールの価値は?

次のテーマはボルダーオパールの価値についてオパールの中での「ボルダーオパールの位置付け」や、グレードが高いボルダーオパールの映像や画像を見ながら「なぜハイグレードなのか?」を一緒に考えていきましょう。

1.  ボルダーオパールの位置付け

「何の為に決めたのか?」は分かりませんが、一般的にはブラックオパールに次いで、ボルダーオパール世界で2番目に価値のあるオパールと言われています。

 

個人的には「産地も特徴も違うオパールの価値を比較すること」にはあまり興味が無く、「誰が?どのように?順位付けしたのか?」に興味があります。

 

なお、余談ですが、ある国で行われたジェムショーでは、「良質なブラックオパールを使った数千ドルのゴールドの指輪、それらが30分で完売した」と言うのですから驚きですよね。

 

ブラックオパールの「人気の高さ価値の高さ」をうかがえる、印象的な出来事でした。

 

しかし、エチオピア産の良質な天然ハニカムオパールは、並クラスのブラックオパールよりもずっと高値で取引されている、

 

千ドル以上もするメキシコ産オパールも平気で存在している、

 

そして、数十ドルからさらに値切って買えるブラックオパールもあれば、何千ドルオファーしても譲ってもらえないボルダーオパールも存在している、

 

このような事実も決して忘れてはいけません。

 

どんな種類のオパールにも、「ハイグレード」と呼ばれる高額で売買されている石は必ず存在するのです。

2. 高額なボルダーオパールの特徴は?

それでは実際のところ、どんなものがハイグレードと呼ばれるボルダーオパールなのでしょう?

 

「遊色の強さ・遊色・模様・大きさ・石の状態」、特に「遊色の強さ遊色模様」に注意しながら、画像や映像で一緒に確認していきましょう。

 

なお、それぞれの要素の詳しいことに関しましては、以下のページにてご覧いただけます。

 

知って得するボルダーオパールの価値を決める5つのポイント

 

では早速ですが、みなさんは「以下のキーワード」から、どのようなボルダーオパールを想像しますか?

 

「コロイト産、激レア、超ユニーク、ナッツオパール、マトリックス系遊色、23.0ct、ジェムブルー、Sクラス」

 

<<23.0ct>>

ボルダーオパールの価値は?ハイグレード1

 

「まさか、このような石がくるとは」といった感じでしょうか?

 

コロイト産ナッツのハイグレードもの、「遊色の強さ」と「奇跡的な模様」が売りの一品です。

 

その遊色の強さは「ギョロギョロ」と動くタイプの濃いジェム遊色、実物をお見せする以外に、その迫力をお伝えする方法が無いのが残念です。

 

なお、繰り返しになりますが、オパールを目利きする上で大切なのは、遊色の色よりも遊色の強さです遊色の強さでその石の大まかなグレードが決まる」とさえ、個人的には思っています。

 

では、次は模様について

 

中央に入る「白」、それを取り囲む「茶色の細い線」、その外側には「アイアンストーンカラー(こげ茶色)の太い線」、そして最後にそれらをぐるっと取り囲む「ジェムブルーの遊色」

 

ユニークな外見ゆえ、好き嫌いがはっきりと分かれる石ではありますが、このレベルの模様でジェム遊色を持つボルダーオパールは極めて珍しく、石の価値に大きな加点がされるのは事実です。

 

現に、「誰が見てもそう思う極めて美しい石」と並び、「好き嫌いが分かれるが極めて興味深い石」、このような石も非常に高値で売買される傾向にあります。

 

また、仮に私がこの石に数千ドル支払うのであれば、それらは「この模様と遊色の強さに支払う数千ドル」ということになります。

 

え?赤やオレンジの遊色もないのに高過ぎでは?

 

そう言いたい気持ちは分かりますが、赤・オレンジ・イエローといったレア色がないからその金額」で済むのです。

 

続けるのであれば、小穴やフラクチャーあるから、ちょっとした擦れや磨き残しあるからこの値段」で済むのです。

 

理想的な石になればなるほど、完璧な状態になればなるほど、大きくなれば大きくなるほど、石の価格は二乗しているかのような勢いで高額になっていきます。

 

余談ですが、私はこれらのことに気付くまでに時間が掛かり過ぎた為、「数々の良質な石との出会いを逃してしまった」という、苦い経験をしております。

 

なお、ブルーのジェム遊色を持つ良質なボルダーオパールの数は、グリーンのジェム遊色を持つボルダーオパールよりも圧倒的に少ないため、実際の取引ではジェムグリーンの価値より高く評価されることが多いです。

 

<<2個目のハイグレード>>

ーオパールの価値は?ハイグレード1

 

続いての石は、コロイト産ナッツ系マトリックス、異なった色(マルチカラー)のジェム遊色が売りの、非常に美しい一品です。

 

その「マルチジェム遊色の輝き」が分かるよう、映像もご用意いたしました。

 

<<21.0ct>>

 

ご覧の通り、クラックもあり、石の状態は決して「良い部類」のほうではありませんが、遊色に関してはズバ抜けて優秀な成績を修めております。

 

文句なしの遊色の強さ5色以上の異なった色の遊色(レッド系・オレンジ系・イエロー系・グリーン系・ブルー系)、大体このクラスの石で、150000円前後と言ったところです。

 

なお、この石の状態が「フラクチャーあり・小キズあり(小穴・研磨の甘い箇所含む)」ぐらいで済んだのであれば、その数字(価格)は優に倍にはなっていたでしょう。

 

そして、「その数字(価格)が高くなることはあっても、低くくなることは将来的に絶対にありえない」と個人的には思っております。

 

なぜなら、そう確信した人の数が年々増え、今では世界中のバイヤーの間で「ハイグレード争奪戦」が行わており、その争奪戦がさらにハイグレードの価格を押し上げているからです。

 

さらに続けるのであれば、ハイグレードにつられてミィディアムハイの価格も上がる、それを顕著に感じるようになればその下のグレードの相場価格も上がるボルダーオパールの取引価格は、このような仕組みで日々確実に上昇しているのです。

 

まるで、ブラックオパールで起こった出来事を再び体験しているかのようです。

 

以上、「ボルダーオパールの価値は?」でした。完

 

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記事公開日 2020年6月25日, 最終更新日 2020年7月1日

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