今回のテーマは、「鉱山から持ち帰ったボルダーオパール原石のその後について」です。ボルダーオパール鉱山の様子や、そこまでの道のりに関しては以下のページにてご覧いただけます。
>>ボルダーオパール鉱山の様子と片道1000キロの長い道のり
ソーイングとは?
英単語「SAW ※ソー」の「アイエヌジー形」で、「丸ノコなどを使って木などの硬い素材を切る」といった意味を持っています。ソーイングのことをカッティング(CUTTING)と表現する人もいますが、もちろんそれも正しい表現の仕方です。
余談ですが、英単語のCUTは、「ナイフなどの鋭い道具を使って物を小さくしたりする」といった意味になります。
1. 巨大な機械「ブリックカッター」
ブリックカッターと呼ばれる迫力のあるマシーンは、本来はレンガ(ブリック)を切断するのに使用する機械です。鉱山よりボルダーオパールを持ち帰りましたら、まずはこの機械を使って作業を行います。
<<ブリックカッター>>
2. 石の大きさは?
下の写真をご覧ください。ただの大きな岩にしか見えませんが、採れたばかりのボルダーオパールです。大きすぎるものはジャックハンマー(削岩機)で適切なサイズに砕いてから作業を行います。
<<ボルダーオパール原石>>
3. 作業の目的は?
作業目的はカットする石により多少異なります。オパールがすでに確認出来る石の場合は、余分な部分を取り除くこと、オパールが現れていない場合は、オパールが入っていそうな場所に狙いをつけカットしていきます。
<<ソーイングの様子>>
足元にあるレバー式ペダルで刃の上下調整を行いつつ、手で石を奥に押しながらカットします。ペダルを離しても丸ノコはすぐには止まりませんので、緊急の時は回転ベルトを手で素早く掴みます。
4. ソーイング後
<<ボルダーオパール AFTER>>
<<ボルダーオパール AFTER>>
この作業では、このぐらいの形(大きさ)にまで仕上げればOKです。作業済みとなり、次の持ち場の人の所へと進みます。そこでさらにサイズダウンされ、また次の持ち場の人の所へと進みます。そこでの作業が済んだものが、下のようなボルダーオパールです。
<<ボルダーオパール原石>>
ここまで来れば、ルースになるまではあと少しの道のりです。以上、【ボルダーオパール原石】ソーイングの様子でした。完
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記事公開日 2015年8月16日, 最終更新日 2022年10月21日