
今回のテーマは「目利き+価格設定」、画像のボルダーオパールを実際に目利きし、「手放してもよいと思える価格」を決めていきたいと思います。みなさんも、どうぞ一緒にお楽しみください!
ボルダーオパールの目利きの仕方は?
人それぞれ色々な目利きの仕方があると思います。私が学んだ目利きの仕方でよろしければ、以下のページにてご覧いただけます。
1. 目利きするボルダーオパールは?
重さ「69.3ct」、コロイト産の天然ボルダーオパールです。もっと詳しく言うならば、マトリックスと言われているタイプのボルダーオパールになります。
<<マトリックスオパール>>

2. 石をパッと見た時の感想は?
画像ではその美しさが伝わっていないと思いますが、「うわっ、凄い色だな!ジェムだ!!」
これが、オパールマイナー(オパールを掘っている人)のコレクションボックスから出てきた実物を見た時の私の感想です。
さて、一体どのくらいの価値がある石なのでしょうか?
早速ですが、いつものように厳しく目利きしていきたいと思います。まずは遊色の強さから、
3. 遊色の強さ
どう厳しく評価しても「ジェムカラーの上」、極めて強烈な遊色の強さを持っております。
これは、非常にパワフルなプラス要素であり、これだけで(他に大きなプラス要素が無くても)石に極めて大きな価値を与えることができます。
それもそのはず、もうこの上にあるのは「ジェムカラーの極上」と「ジェムカラーの超極上」だけで、その強さの遊色を持っている石であれば、もしかしたらそれらは「超トップグレード」と呼ばれてもよい石かもしれません。
<<映像>>
動画だけ見ると、大したことのない石だと思われてしまいがちですが、実物はまったくの別物です。ぜひ対面販売の会場で実物をご覧ください。
リクエストはエックス・インスタのDMでお気軽にどうぞ、会場にお持ちいたします。
浅草石フリマ|出店者TAKIのボルダーオパール・ウッドオパール
【対面販売】ボルダーオパール販売会 in 札幌|さっぽろテレビ塔
4. 遊色の示す色
私の目に映った遊色の色は「赤・オレンジ・黄・緑・青(ライトブルー)」、色の割合はさて置き、異なった5つの色の遊色(マルチカラー)を楽しむことができます。
「メインカラーは?」と聞かれれば「オレンジ」と答えるのですが、どこから来たのか画像(映像)ではグリーン系の色味が強く映っています。
「光源のあたる角度の違い」・「光源までの距離の差」、たとえそれらがほんの僅かなものであったとしても、示す遊色の色に如実に影響を与えているようです。
なお、赤の種類はオレンジ系レッド、VERY RED(ベリーレッド)の赤ではありませんが、(どう辛口に評価しても)この石が持つ「ジェム遊色のマルチカラー」はレアなものです。
5. 遊色の輝き
母岩に張り巡らされた線路の中を、ジェム遊色が「ぐるんぐるん」と力強く駆け巡ります。この極めて独特な遊色の走り方は、ジェムマトリックスならではのものです。
これだけでも価値を「ぐっと」上昇させるには十分なプラス要素ですが、さらにはこれに「オレンジのジェムフラッシュ」です、この石は一体いくらぐらいになるのでしょうか?
6. 模様
可もなく不可もない模様です。仮にこの石が「美柄」や「レア」と表現できる模様を持っていたのであれば、価値は「さらにぐーんと」高まっていたでしょう。
母岩と遊色が創り出す模様からくる美しさは、他のオパールでは味わえないボルダーオパールならではの醍醐味だからです。
7. 大きさ
私の基準で「大・中・小」とつけるのであれば「サイズは大」、迫力のある「ずっしりとしたボディ」を持っております。
・サイズ:縦:41mm x 横:16mm x 厚み:9mm(※最長部分で計測)
・重さ:69.3ct
大きさに対する私の考え方は?
考え方の違いが表れる興味深い目利き要素ですが、私は遊色がきちんと確認できる大きいサイズのボルダーオパールには、多かれ少なかれプラスの価値が与えられるべきだと思っています。もっと詳しく
8. 石の状態
フラクチャーあり・キズあり(中小の穴・欠け・研磨の甘い個所を含む)※サイド部分含む ※裏面に欠け(欠けのような穴)あり
<<石の状態(裏面)>>

<<石の状態(サイド)>>

石の状態に対する私の考え方は?
ボルダーオパールの場合、その性質上100%クリーンな石(マイナス要素がゼロの石)を見つけるのは非常に困難です。そのため許容範囲内のマイナス要素であれば、価値がそこまで大きく下がることはありません。
さほど気にならないキズであったり、ボルダーオパールの性質上しょうがないと思える小穴などであれば「許容範囲内のマイナス要素」とし、正規の価値より5%~15%ほど割り引いて考えるだけで結構だと思います。もっと詳しく
9. 総合評価
以上の事実を踏まえ、単刀直入に出品価格(販売価格)の発表です。
<<69.3ct>>

販売価格:1,200,000円(税込)
えっ、こんなに安いの?
えっ、こんなに高いの?
まっ、これぐらいか。
色々な意見があると思いますが、この石の価値を貨幣の価値で表す必要があるのであれば、私の数字は上記のものとなります。
なお、上記の価格は2026年10月14日時点、半年~1年単位で価格見直し(値上げ)の可能性あり、グレードの高い石は今後もぐいぐいと価格が上昇するでしょう。
ほかのグレード(A・AA・AAA・S)の価格帯は、以下のページにてご覧いただけます。
ボルダーオパールとウッドオパールのグレードと価格帯|1280円のルースから
ちなみに、販売時の文面(タイトルと商品説明)は以下のような感じになります。
【タイトル】
【映像有★S 69.3ct 大粒 超強烈 ジェム遊色 ジェムフラッシュ マルチ遊色 マトリックス】ボルダーオパール ルース コロイト産 S
【商品説明】
今回の出品商品は、オーストラリア、クイーンズランド州西部コロイトで採れた、天然ボルダーマトリックスオパールのルース(69.3ct)になります。
その美しさをお伝えできていないのが残念ですが、極めて強い色の遊色が魅せる輝きが売りの、目をくぎ付けにするような美しさを持つマトリックスです。
Sクラスの一品、コレクションにいかがでしょうか。
※フラクチャーあり・キズあり(中小の穴・欠け・研磨の甘い個所を含む)※サイド部分含む ※裏面に欠け(欠けのような穴)あり
あとがき
遊色の強さが石の価値をぐんと高めました。超トップグレードの石と見比べると、多かれ少なかれ見劣りがあるのは事実ですが、もう少しで肩を並べることができるぐらいの「極めて強いもの」であることも事実です。
「極めて強いジェム遊色を持つ石」
「非常に強いジェム遊色+非常にレアな柄を持つ石」
このようなボルダーオパールと出会える機会は本当に少なくなりました。
余談ですが、私はこれらの石と出会うことができた時は、多少高くても積極的に入手するように努めております。
懐は寂しくなってしまいますが、これらのグレードの石に「まった」をして考えようものなら、数日後には他の誰かの手に渡ってしまうからです。
なお、このページでご紹介したマトリックスオパールはトップグレードの石ですが、その上を行く超トップグレードの石は「オパールマイナーの家宝」と言っても決して過言ではない石です。
見せてもらえる機会があるならば、それ自体が滅多に無い大変有難い出来事となるでしょう。
ちなみに、金額のことを述べるのは無粋なことと承知しておりますが、気になるであろう超トップグレードの価格
現地で知人のオパールマイナーに譲ってもらったとしても、百数十万円~数百万円が相場といったところです。
超トップグレードの石、いつかは記事でご紹介してみたいものです。
以上、「ボルダーオパールの値段はいくら?トップグレード69.3ctを目利きしてみた」でした。完
作者TAKIについて
1. 経歴
Queensland州ボルダーオパール鉱山での採掘・選別経験(2010年代)

2. 専門性
ボルダーオパール専門記事執筆「ウッドオパール」・「オパール研磨」・「ボルダーオパール」・「マトリックスオパール」等でGoogle検索上位表示 ※Google検索は通常、販売サイトを優先上位表示するなか、専門記事が上位に食い込む
3. 起業
オーストラリア政府雇用省起業家支援プログラム選抜合格・修了
4. 仕入れ
2012年から続くQueensland州の師匠マイナーとの信頼関係、一般流通しない良質な原石を優先供給
5. 実績
石フリマ7回出展(浅草・浜松町)、さっぽろテレビ塔にて単独対面販売、多数の高評価レビュー(そのうち12件のX投稿を「お客様からの声」で公開)SNSフォロワー7,280名以上(X:6,300名、Instagram:980名)
6. 商標
OPAL DOWNUNDER TAKI(商標登録第6225596号)
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▼各種ボルダーオパールを探している人は
ボルダーオパール・ウッドオパール販売|年2回限定DM販売|TAKI
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記事公開日 2019年11月20日, 最終更新日 2026年10月15日

